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千年の独奏歌
ひとり灰色の丘 乾いた枯草踏みしめて
思い巡らせる 空の彼方に


風に揺れる花びら 柔らかなあなたの微笑み
淡い記憶のかけら セピア色の向こうの幻


誰も知らない 歌を奏でよう
この身が錆びて 停まろうとも
崩れかけた墓標に 歌い続けよう
あなたの 残した歌を


この体は全て 作り物でしかないけど
この心はせめて 歌に捧げていよう


沈む夕陽に向かう 色あせたギターを片手に
響くこだまに踊る 影法師


擦り切れた指先は 光を鈍く照り返して
口ずさむメロディは 風に乗って空の向こうまで


かすかに軋む 銀の歯車
響いてゆく 鈍色(にびいろ)の鼓動
ガラスの瞳に 映るこの空は
どんな まやかしだろう


この月の下で もうめぐり逢うこともないけど
この空に向かって 歌い続けていよう


あなたと出逢った すみれの丘も
幾千の夜に 灰色の亡骸(なきがら)


この体は全て 作り物でしかないけど
この心はせめて 歌に捧げていよう
この月の下で もうめぐり逢うこともないけど
この空に向かって 歌い続けていよう

| さ行 | 12:57 | comments(0) | trackbacks(0)
サンドスクレイパー -砂漠の特急線-
鉄の国にはヘンなことばかり
今日も不思議が道を歩いてる
自分が嫌いあいつも嫌いと
オモイ思いが形を成して さぁ踊りましょう この町で



はしって はしって あの手をつかめ!
すっころんで 脳バグって 悪夢が覚める前に



蒸気の町が目覚める 人の気なんか知らないで
何も無い砂の海へ 夢を喰いにいく



壊してよサンドスクレイパー
鋼鉄の弾圧を弾き飛ばし 君をすくってどこかの国へ



助けてよサンドスクレイパー
この夢を食う国から 希望を乗せ すくい去れ



誰もいなくなった工場で
今日も不思議の扉開いてく
腐り落ちてるこの町の秘密
食われた夢の声がささやく さぁ君も仲間になりましょう



はしって はしって この手につかめ!
肩を抱いて 門くぐって 町の外の世界へ



蒸気の町が落ちてく 列車の窓黄金色
隣の君が幻に見えてしまうほど



どこまでもサンドスクレイパー
生まれた場所を忘れるくらい 広い世界の砂の海切り裂け



遠くへとサンドスクレイパー
決めたことはただ一つ 僕は君を離さない



おわかれだサンドスクレイパー
この夢がかなう場所で二人 一緒に道を歩き始めたから



離れてくサンドスクレイパー
その巨体に見る姿 大地駆ける金の獅子


| さ行 | 15:03 | comments(0) | trackbacks(0)

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